自己肯定感を高めるためにやった方法

2020/05/26

HPS・メンタル

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『自己肯定感』、最近よく聞く言葉です。
私が子どもの頃は、あまり聞かなかったような気がします。
でも、この言葉を知ったとき、

「私、それ低い」

ってすぐ思いました。
昔から、自分の言動に自信がなくて、なにしても間違ってるような気がしていました。
逆に、人がすることは全部正しいという感覚もありました。
人と違うことをすると、自分が間違えてると思って、常に人がやったようにする事ばかり考えてました。
そんな私が、なぜ自己肯定感が激下がりしたのか、どう高めていったのかを書いてみます。
悩んでいる人の、多少なりとお役に立てればと思います。

自己肯定感が下がった要因

自己肯定感が下がったのは、「いじめ」と「祖母」だと思っております。
思い返すと、幼いころはマイペースにのほほんとしていたのですが、小学生の頃にいじめがありました。

原因は低学年のときに体調が悪くて、学校で嘔吐したこと。
マイペースなボヤーっとした子だったこと。

そんなところかなと思います。
いじめは中学まで続きました。『人と違うことをしたら笑われたり仲間はずれになる』と、心に刻み込まれた小中学生でした。
そして祖母。
これが困った人で、私はよく、

「お前は人間以下だ。うじ虫だ」

と言われていました。
……うむむ、ひどい。
酷い、ヒドイ。
これにより、私はどうやら本当に『私は人間以下』と無意識に思っていたフシがあるのです。
中学3生のときに、少し成績が上がったときに担任の先生から
「今回、ふゆこさんが頑張ってました。すごく頑張った成績ですね」」
と皆の前で言ってくれたことがあります。そのとき私は嬉しくて、心のなかで

『ああ、この先生は私を人間を認めてくれてるんだな』

って思った記憶があります。
心の中で、本当に『人間として認めてくれてる』ってハッキリ思いました。その瞬間、私は自分のことを『人間以下』と思っていたことを自覚したのでした。

本当に、本当に、子どもにかける言葉は大事です。
その子の、その後の人生まで変えてしまいます。

自己肯定感を高めるには

そんな私が「自分好きー」なんてキャッキャしていられるようになったのは、
  • 自分はこれでいいんだと気付いた
  • 自信がついた
からだと思います。
『自分はこれでいい』と思えたのはとても大きかった。そう思えたから自信が持てたと思います。

て、そう思えないから自己肯定感が低くて困ってるんだよ! って方もいると思います。

でも私が思うのは、そう思えないと思っているだけ。
あなたはそれで良いし大丈夫なのに、そこに気づいてないだけなのではないでしょうか。

そういうわけで、「私はこれでいいんだなぁ」と思えた方法を書いていきます。

人の良いところを見つける

さて、自分の存在価値を見出すためにわりと効果的だったこと。
それは『人の良いところを見つける』でした。
いやいや、自分が認められたいのに逆じゃない?
と思ってしまうところですが、人の良いところを見つけて、自分にとってなんの害もない。
それどころか、
  • 相手の良いところをみつけて人を尊敬できる。
  • 「人の良いところを見つけて尊敬できる」自分がいることがうれしくなる。
という利点がありました。
相手のこともちゃんと見ることができて、自分も好きになるという、二度おいしい構造です。

達成感を得る

そして、よく聞くけどどうすれば得られるのか謎な、『達成感』。
何かを成し遂げたときに得られるヤツですよね。

そもそも自己肯定感が低い私が、何かを成し遂げられる気がまったくもってなかった時期があります。

何をしても、どうせダメだし。

なんて思っていました。
いや、おおむね今でもそうなんです。
ズボラゆえに、何事も達成する前に飽きてしまう。いわゆる三日坊主的な。
よく、小さなことから達成感を感じるといいと聞きます。
が、私の場合は結局、なんの役にも立たないことで達成感を得ても、むなしいだけでした。

ん?
ということは、『なにか役に立てば』達成感が得られるのか?

ということで、私が自己肯定感を高めていった過程で、達成感を積み重ねていった方法を書いてみます。

プラスワン

私が、『相手の自己肯定感を高める』ミッションを与えられたとしたら、
  • 相手の良いところを、小さいことでも必ず褒める
という行動をとります。

「えんぴつ、ちゃんと片付けたんだね、えらい!」
「いつも、お箸並べてくれてありがとう、助かるよ」

なんて、『それくらい、やって当たり前だろが』的なことでも、褒めます。
でも、自分の自己肯定感を高めたいとき、相手にそれを求めるわけにもいきません。ので、自分でそっちのほうにもっていくわけです。
それが『プラスワン』作戦。

仕事をするとき・家事をするときに、プラスワンしてみました。
  • 次の人が仕事・作業しやすいように、ほんのちょっと工夫しておく
そうすることで、人間関係もスムーズになるし、ときどき

「ありがとう、いつも〇〇してくれてるね」

なんて、言ってくれる人もいます。
言われなくても、自己満足ができます。

どうしても言われたいときは、家で派手目にプラスします。そしてドヤ顔します。
気づいてもらえるまで、ドヤ顔します。
そういう姑息な手もあります。

仕事だと、データを渡すときに相手が使いやすいように工夫するとか、請求書や納品書を担当者が作業しやすい形で渡す、とか些細なことです。
当たり前てきな、本当に些細なことです。

でも、世の中けっこう、それができない人もいるのも事実なので、そこに付け込んでみる作戦です。

独りよがりにならないように、どうやると相手が助かるかはリサーチしてから実行です。
下手すると「……いや、それやってもらわなくても、何の手間も変わらないのに」という残念な人になってしまうからです。
データをどう使うか、添付する書類はなにがあったら助かるかとか、さりげなく聞いてから、いざ実行です。

その程度のことですが、続けていると自分への評価になっているのは実感できております。

得意分野の趣味を持つ

趣味で達成感……というのは、自信喪失の危険性もあるもので、やり方は人それぞれかなと思います。
一つの方法として、趣味のサークルにはいって何か発表したりするのも、達成感を得られるものです。

ただ、発表するというのは同時にディスられたり批評は批判も受ける覚悟を持って……となるので、それも含めて楽しめるという人向けかな。

私も、ディスられたりしながら作品の発表をしていたら、お金いただいて作品を作ることにも繋がりました。
(依頼してくださった方が、すごく気を使ってくれたのもあります)
でも、辛口の評価も評判のうちだと思うと、いろいろと楽しいのです。
何かを作って、それを世に発表するというのはとても勇気がいることだと思います。
辛口批評であっても、『発表する・公開する』という大きな達成感ををともなうものだと思います。

自分を良く見せない

昔は人にたいして自分のことを必要以上に良く見せようとしておりました。
とくに新しい場所・集団に入る時ほど、その傾向がありました。

新しい学校、クラス、職場に入る時。

そうすると、必要以上によく見せているものですから、疲れてきたりボロがでたりするわけです。
ので、最近は『そもそも自分、そこまで出来る人間じゃない』ことをしっかり念頭において行動します。
私のデフォルトは、

出来ない人

です。
でもそれだけだと、本当にダメなヤツなので、付け加えます。

出来ない人、だけど出来るように頑張ろうと努力はする人

ズボラなので、頑張ることを努力するところから始まるのです。
でも、それでもその姿勢があるのとないのとでは雲泥の差。

相手が私の求めてくるハードルも低くなるし、乗り越えられる高さだったりするわけです。
あー、それに気づいてからかなり、頑張れるようになりました。
ちょっとズルい手ですけどね。
でも自己肯定感が上がったら、また次の段階に行けると思うのです。

結果

そんなこんなで、試行錯誤しつつ生きてきました。
無事に、自分好き好き人間となりました。
自己肯定感を上げる方法はほかにもたくさんあって、これは私が勝手にやってきた方法です。
でも、自己肯定感が低い人って、それだけでとても素敵なことなんじゃないかなぁと思っています。
きっと、とても目標が高かったり、人の優れているところが目について自分と比較してしまったり、そんなことが多いのではないでしょうか。
それって、なにも悪いことではないと思います。
その部分はそのままで、今の自分の人よりダメなところだけ見るのではなく、良いところを自分で発見し、伸ばしていくと楽しいのではないでしょうか。

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