片付けは、人生の『ついで・おまけ』だ ~片付けられない人への工夫・コツ~

2020/07/17

ズボラ記

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片付け、苦手です。

というか、嫌いです。できないです。言い切ります。

でも、世の中お片づけをしないで生きていくことは難しい。
その難しい作業を無理くりやっている私です。

それでも、40うん年生きていると多少のコツがつかめるもの。

ぶっちゃけ、床が見えないレベルで片付けが出来なかった時代もあります。

そんな私が、床の見える生活を送れるようになった、ちょっとしたコツをまとめてみます。


よく見る片づけ方法の、ズボラの実際

ズボラですが、片付けは『しないといかん』とはわかっています。
なので、雑誌や本なのでお片づけ方法をみることがあります。

読むと、『なるほど』と思う……けれど、頑固なズボラには難しいことが多かったです。

※あくまでズボラな私には難しいだけで、普通の人にはとても納得・効果的な方法ばかりです。

移動するときに、なにか片付ける物を持つ

屋内を移動するとき(台所にいく、トイレにいくなど)、片付ける物を一つ持って異動する、という方法。

これを読んだ当時の私には、眼からうろこの方法でした。

なるほど! 台所に水のみに行こうとするときに、空のコップを持てばいいのね!

という、おそらく案を提唱している方の想像をはるかに下回るレベルのうろこポローでしたが。

で、やってみようかと思ったのですが、そもそも移動すること自体がめんどいという。

そして、動きたくないけどさすがに……と立ち上がったとき、片付けるものを探すのが面倒になる……。
もしくは、見つけようとするんだけど脳みそが働かず、考え込んで動けなくなるとか。

で、結局自分だけ移動してしまう。

究極のズボラです。

百均アイテムを駆使する

いろいろ買いました……。

  • 百均のツッパリ棒とワイヤーのカゴで、テーブル下に収納作成。
  • ペットボトルのキャップ部分にブラシをつけて、サッシなどを水掃除できるもの。
  • プラスチックの書類ケースや、書類立て。
  • 不織布の収納ボックス。
  • 小さい箒とちり取りセット

一つ一つは便利なのに、有効活用できないのは何故なのか。

テーブル下に収納を作ったものの、足の邪魔にならない場所に設置したら、設置したことを忘れてしまったり。(なので、何か置いたら忘れ去られる)

BOXや書類ケースなどは、それに何かを入れてみる、まではやってみる。
けど、入れっぱなしでそれ自体が置きっぱなしで邪魔になったり。

掃除道具は、そもそも片付けてないのに道具を使って掃除しようまでたどり着いてない。

そんな百均グッズの山ができあがっておりました。

洋服の一時置きBOXを作る

これは、ちゃんと使いこなせたら、とても便利だと思うものです。

部屋で散らかる要素の大部分が『服』だったりします。

  • あとで着ようと思っているパーカーなど。
  • 買ってきて、どこに仕舞おうか迷っているもの。
  • セーターなど一度着たけどまだ洗わないもの。
などなど。

散らかりものの大半を洋服で占めている気がします。

そして、これらの物を『一時置き』する場所を作れば良いという、素晴らしい案なのです。

確かに、そうすると散らからなくて良いかも! とさっそく可愛い籐のカゴを設置しました。

結果、どんどん積み重なって、層ができました。

下の方の地層から『あ、この服もあった……』とシーズン終わりに発見されるという体たらく。

こんな素敵な方法なのに。

片付けのズボラ解釈

良く考えると、出来ないことをやろうとするから無理がくるんですよね。

出来ることをやろう。
そう思ったのです。

片付けないといけないと、心のどこかでずっとずっと思って生きて。
でも出来なくて。

片付けないと、ちゃんとした人生じゃないと思って生きてきたような気がします。

でも、人生って片付けるためにあるもんじゃないし。

人生を頑張ったり楽しんだりして、そのついでに余力があれば片付ければいいじゃない。

と、ズボラに都合のいい解釈を採用

手の届く範囲で

『機能的に』とか『きれいに見えるように』とか、いろいろ考えても無理なんです(私は)。

考えるだけで疲れ果てるときもあるし。

なので、手の届く範囲だけを見る。

「あー片付けなきゃなぁ」

と思ったら、いま自分がいる場所で手の届く範囲内のものを片付ける。

ただそれだけです。

この場合、片付けるといってもほぼ不要物を捨てることです。

ゴミがないだけで、『物があるだけ、ゴミはない!』という謎の安心感がわきあがります。

そして、それを繰り返していると

――あれ、これ結局最終的にはゴミになるんじゃ?

と不要なものを先回りして捨てることも出てきました。

捨てると整理があまりいらない!

手の届く範囲だけでも不要物を捨てていくと、最終的に物が減りますよね。

物が減ると、あまり片付けないでも済むようになってきました。

そもそも、物が『しまう場所にたどり着かず溢れている』から散らかる。

なぜしまう場所にたどり着かないのかというと、入らないから!

例えば私は食器類が何となく好きで、棚がギチギチになるほど持っていました。
パズルのようにしまい込んでいるので、一度取り出すと

――どう重ねてたっけ?

となる。

そして、とりあえずテーブルの上に置いておく……ということが頻発するのです。

これは洋服もそうだし、洗剤などのストックもそうだし、本もそうでした。

  • 洗濯するときに、置きっぱなしだった使わない洗剤を捨てる
  • タンスを開けたときに、もうウエストが無理! なベルトを捨てる
  • お茶を飲むとき、いつ買った物か思い出せないずっと置いてあるお茶の葉を捨てる
……恥ずかしながら、こんなレベルの物捨て作戦です。

でも、これを続けていると

  • 何となく置いてある思い入れのない食器を捨てる
  • いつか着るかもと取っておいた数年着なかった服を捨てる

などにバージョンアップしました。

ズボラなので、何も考えずに物が仕舞えて、片付けをあまりしなくて良いというのは、なかなか快適です。

おわり

この世知辛い世の中。

わが人生を、片付けの時間に浪費したくない。

どんだけ片付けしたくないんだという感じです。

片付けは人生のメイン作業ではなく、ついで・おまけ程度の位置付けて過ごしたい。

かつ快適に過ごしたい。

片付け方法というより、いかに片付けないで生きられるかという、そんな私の片付け記事でした。

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